ペーパーナイフを握ったときの手指のラインと紙を切る刃の角度、切る際の手の動きの関係性を分析することで、ペーパーナイフとしての自然なカタチが生まれました。
流れるような機能美は、使わない時も机の上で美しくあり続けます。

rassenには特殊な製造技術が使われています。
通常のアルミダイキャストでは、中央に開いた穴や両端の薄い形状などにより、溶かしたアルミが金型全体に回らない為、このrassenのカタチを実現することは不可能です。
そこで今回、香川ダイカストが産学連携により実用化した「ナノキャスト法」という特殊な鋳造方法を使い、薄肉のデザインを実現しました。
ナノキャスト法とは、溶かしたアルミを専用装置に入れ、電磁力をかけてかき混ぜることでシャーベット状の半凝固状態に変化させた上で鋳造する方法です。半凝固状態アルミは微細化された粒状の結晶となっており、均等な速度で固まるため、ムラの無い精密な成型が可能となります。現在では、光学機器、家電製品、精密機器に使われる高精度な部品の製造に用いられています。

性別を問わずお使い頂けるミニマルなデザインは、記念品や入社祝いなどのギフトにも最適です。