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metaphys house
延床40坪の住宅に込めた
豊かさの実験
次世代省エネ基準 国内最高レベルのエコ・ハウス

エコが地球にとって、そして私たちの未来にとって大切なことは、分かっているはずでした。
でも、私たちの今までの暮らし方は、すぐに変えられる訳ではなかったのです。
2011年、度重なる自然災害を前に、私たち日本人は今までの常識を覆したマインドシフトを迫られ始めています。
今までとは全く違う生き方、暮らし方の選択を。
そして私たちは、様々な教訓に学び、実現可能な答えを見つけました。
できるだけインフラに頼らず、小さな単位で省エネを実現する、
災害に強く、環境負荷の少ない住宅のあり方を。
そして、その中での精神的な豊かさや安らぎのあり方を。

特徴
Living room
デッキ、リビング、ダイニングへと繋がる集いの空間
通常であれば、デッキへ繋がる大きな開口部は断熱性や夏の日射熱の取得といった面で不利な要素をなりますが、メタフィスハウスでは、建物にアルコーブを造り、窓を外周より奥へ控えることで、夏の高い位置からの日射を遮り、冬の低い日射を取り入れる設計となっています。高性能木製サッシに加え、トリプルガラス(日射熱取得率0.316W/㎡)を採用することで、国内最高レベルの高断熱高気密住宅でありながら、開放制のある広々とした集いの空間を実現しました。
Kitchen
立つ人と座っている人の目線の高さを合わせる工夫
METAPHYS HOUSEでは、通常、立ち作業で床座りには適さないキッチンの高さを、作業側とその反対側に段差をつけることで解決しています。立つ人と座る人のレベルを合わせることで、ダイニングに座る人と視線を合わせて会話をしたり、小さな子供がお母さんと一緒にお菓子作りやお手伝いをするなど、キッチンの中と外が緩やかにつながります。リビングの床に座っている人とも、目線の高さが合う様に設計しています。
Bath & Bedroom
癒しを可視化したプライベート空間
コミュニケーションをテーマとした1階とは真逆に、2階は住む人のみに解放されたプライベート空間です。檜と光の浴室、広いトップライトのパウダールーム、檜のベッド、書斎、らせん階段など、壁で遮らずに一望できるそれぞれの視覚的要素が調和して、内に向けて解放された心地よい空間を生み出しています。また、こうした大空間は、将来の家族構成の変化に対応して住み手がプランニングできる、フレキシブルな空間でもあります。
Roof Terrace 屋上菜園とソファのある暮らし
都市部で屋上に広い庭を持ち、菜園で野菜やハーブを育て、ガーデンソファに座ってゆっくりと味わう。
昼下がりのゆったりとした読書も、夕方からの友人を招いてのパーティーも。
日常をほんの少しスローライフにシフトすることで感じることができる、豊かな暮らし方の提案です。
CONCEPT
METAPHYS HOUSEは学ぶ
檜の香り、檜の色に抱かれて湯だまりに。昼間なら頭上からの日光で、露天のような陽だまりにほっこりするでしょう。日常に森のエッセンスを持ち込むことで、精神的な豊かさを表現しました。
御茶屋のカウンター越しに合わす目線の高さには、お客を見下ろして圧迫感を与えないように、段差をつけた工夫が時折見られます。
アイランドキッチンの両側で、段差を設けることで、リビングの床座りでくつろぐ人や、料理のお手伝いをする子供たちの目線の高さを合わせることができます。
床座りに相応しい圧迫感を抑えたキッチンのありかたが見えてきました。
軒の深い日本の家屋は、その意匠的な美しさだけでなく、高い真夏の直射日光を遮りながら風を通し、冬には低い日射を取り入れるという機能的な役目もありました。 その軒に学ぶことで、現代の住宅事情に合ったエコ性能の高い窓の取り方を考えました。
漆喰は化学物質を一切含まない天然素材です。漆喰の施工時に出来る目に見えない ほどの空隙は、室内の湿度を調節し、消臭効果もあるので快適な空気環境を作り出し ます。メタフィスハウスでは、先人の知恵に学び、外装、内装ともに漆喰を採用し、 健康的で深呼吸をしたくなるほどの新鮮な空気創りを考えています。
気密が高いということ、それは空気の対流を防ぎます。室内温度が場所によって 異なるのは空気の対流が原因です。気密を高めることにより、足元が冷えたり、 ロフトが高温になったりということなく、一定の環境をつくります。熱を逃がさ ない工夫も大切です。メタフィスハウスでは、次世代省エネ基準で定めるQ値 (熱損失量の割合)、C値(相当隙間面積の割合)を大幅に超える性能を達成しました。
真夏の外気温にさらされたアルミサッシの表面温度は室内に届きます。また、真冬の冷気も室内を冷やします。「断熱性能が高い」ということ「室内の熱エネルギーのロスが少ない」ということは、空気を一定に保つことを容易にします。そのため、熱伝導率の低い木製に着目し、昔には無かった高い気密性能や耐候性を求め、木製のメリットと、断熱性能の低いガラスのデメリットを克服し安定した空気環境を実現しました。
シックハウスの原因はホルムアルデヒドだけではありません。新建材などに含まれる 化学物質が徐放的に室内を汚染し、高気密の条件と重なりさらにリスクは高まります。墨を引いた無垢の床材、漆喰の壁、炭化コルク、羊毛断熱、木製サッシなどの自然素材 に加え、熱交換システムで2時間ごとに全室の空気が入れ替わり、いつも新鮮な空気を 守ります。
メタフィスハウスの屋上菜園では雨水を利用した散水を行い、ハーブや野菜を育て ます。緑化された屋上の一部は遮光と気化熱の効果によって、階下の室温維持に貢 献しています。また、収穫した野菜を料理するガーデンキッチンやガーデンソファ なども、非日常を上手に取り入れ、能動的な情緒やゆとりを創るエレメントとして、考えています。
世界の自然災害の被害総額の約15%が日本で発生しているという事実を受けて、 逆に私たちは災害に学ぶ住まいのあり方を世界に発信するべきだと考えています。 いざという時、肥満体質の住宅ではいくら自然エネルギーを活用しても足りません。 太陽光発電の併用、ガスの発電、LED照明や高気密・高断熱による省エネルギー 住宅とライフラインの結合、そして自然エネルギーの活用の準備は、これからの 住宅に重要な要素だと考えます。
窓から出入りする熱量を軽減するカーテン。空気の層を作り出し、熱の出入り口を 効果的に制御しています。その空気の層の効果を窓ガラスだけで果たすペアガラス は、省エネ促進のあおりでかなり普及が進んでいますが、メタフィスハウスでは、 さらにこの空気層をダブルで装備するトリプルガラス(2重の空気層)+高性能 ガラスで業界最高レベルを達成。「明るさは欲しい、でも暑さはいらない」― カーテンに学び、カーテンをも不要にする性能を出しています。
1Fのアルコーブには、白壁に囲まれたウッドデッキを設えました。リビングから 窓越しに外を見ると、シームレスにフロアーが繋がっているように見えます。 アルコ-ブを構成する左右と天井の白壁が、額縁の役割を果たして、リビングから の視線を上手く制御しています。多株の樫の木も額縁の中の絵の要素なのです。 この囲まれた小さな空間に坪庭と同じミニマルな美しさを感じ取ることができます。
吐水口の止水、フットスイッチ
子供のころ、遊びの最中に駆け寄った水飲み場。汚れた手を気にすることなく、 足元のペダルを踏んで喉を潤しました。キッチンの止水にも同じようなことができ れば、皿とスポンジを同時に持つ手には、効果的なはず。メタフィスハウスでは、 利便性と節水を同時に果たすフットスイッチの止水ペダルが、選択できます。
スペック
品名 METAPHYS HOUSE
品番 95010
構造 木造軸組2階建
建物規模 建築面積:67.66㎡
延床面積:132.85㎡
(1階:62.26㎡、2階:62.26㎡。R階:8.33㎡)
断熱性能 国内最高レベルの次世代省エネ基準対応
(Q値:0.9W/㎡K、C値:0.3㎠/㎡)
外部仕上げ 屋根:ガルバリウム鋼板葺
基礎:鉄筋コンクリート造ベタ基礎
外壁:無添加しっくい仕上げ
開口部:木製トリプルガラス窓
(熱貫流率:0.8W/㎡K、日射熱取得率:0.316W/㎡)
内部仕上げ 床:15mm無垢フロア材
壁、天井:無添加しっくい仕上
パートナー企業 株式会社さつまホーム
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